ImpressはOpenOffice.orgに含まれるプレゼンテーション用ソフトで、Microsft PowerPointと比較的高い互換性を持ちます。オープンソースのソフトウェアですので、無料で使うことができます。バージョンが2.0.xになって、以前よりも使い勝手がよくなっています。
入手方法およびインストールの方法については、OpenOffice.orgのページもしくは,OpenOffice.org 日本ユーザー会をご覧下さい。
Impressのスライド画面のサイズは,横:1057pixel (28cm),縦:793pixel (21cm)です。プロジェクタの画面サイズは、1024×768 pixel(XGAサイズ)または800×600 pixel(SVGAサイズ)の場合が多く、それと比較すると少し大きいサイズとなり、プレゼンテーション実行中は、表示がXGAの場合、97%程度に縮小されて表示されるようです。
Impressで表示される画像は、拡大縮小されるときにアンチエイリアス処理が上手くいっていないようで、細かい図の場合は荒れてしまうことがあります。そもそもプレゼンテーションに細かい字を使うなという方法論的な問題ですが(;^_^A
そのようなときは、元の画像の大きさを変更してできるだけきれいに表示されるようにする必要があるようです。
マスターの背景をビットマップにした場合、はじめから、あるいはプレゼンテーション実行時にページを切り替えたタイミングで、画面が真っ黒や真っ白になってしまうことがあります。
Windows XP上のデュアルディスプレイ環境でこの現象を確認しました。原因は、ビデオカードの設定で、ハードウェアアクセラレータのライトコンバインを有効にするにチェックが入っていたことにあるようです。このチェックをはずしたところ、問題解決しました。
PDF形式として保存して、Adobe Reader7.0のフルスクリーンモードを使ってプレゼンテーションをするというのも1つの手かもしれません。アニメーションなどをつけることはできませんが、表示がきれいであることや、拡大縮小がしやすいというメリットもあります。